737: 氷上の名無しさん 2017/07/04(火) 11:10:11.51
羽生の話題
日本のフィギュアスケート界に、矢野桂一という人物がいる。競技会、アイスショー共に、会場での全ての音に関わる仕事をしている。それだけではない。羽生結弦や宇野昌磨といったトップスケーターのプログラム音源の編集や、場合によっては一曲をゼロからまとめ上げることもある。選手たちの最も側にいて、「音」を通して演技を支える、その仕事や哲学に密着する。
矢野さんが、映画『陰陽師』のサウンドトラックを用いた羽生選手のプログラム『SEIMEI』を編集したことは、スケートファンの間ではよく知られている。羽生選手には提案のデモ音源を以前から送っていたという。
本人からは、「陰陽師のメインテーマと龍笛の曲は絶対に使いたい。後はお任せ」というシンプルなリクエストが届いていた。そこで、2枚のアルバムからスケートに合いそうな曲を選んで、ひとつの形にした。羽生選手のスケーティングを“想像”しながら、特徴的な7曲を組み合わせたのである。
「彼の場合、音楽に凄くこだわりがあるんです。『取りあえずこれを基本に持って行きます』と言って、ここから先は本拠地カナダで振付師との本格的なプログラム作りに入っていきます」
その後もメールでのやり取りは続いた。「ここはあと5秒欲しい」とか、「最後は気がつかないくらいにテンポを上げて、時間内に収めたい」とか。練習が進むにつれ、「ラストに太鼓が欲しい」「ここに“間”を入れたい」など、最終的には33バージョンの『SEIMEI』が作られた。矢野さんは当時を回想して笑う。
「どんどん注文が増えるんです。でも、僕もプロとして出来ないとは言えないんですよ」
プログラムの中盤に、ファンの間で話題になった箇所があった。別々のアルバムに収められた2曲を重ね合わせて1曲に編集した部分である。振付師シェイ=リーン・ボーンによる提案だったという。同じメロディを奏でるピアノと龍笛は、ピッチもテンポもまったく違っていて、実際には簡単に重ねられるものではなかった。矢野さんは大変苦労して、あの美しいパートを作り上げている。
ソース(全文)
https://victorysportsnews.com/articles/4441
768: 氷上の名無しさん 2017/07/04(火) 11:36:11.88
>>737
SEIMEIの話面白いな
SEIMEIの話面白いな
813: 氷上の名無しさん 2017/07/04(火) 11:46:39.29
>>737
色々大変そうね
色々大変そうね
740: 氷上の名無しさん 2017/07/04(火) 11:15:38.49
こだわりに応えてくれるプロがいるから、素晴らしいプログラムが出来上がるのね。羽生君のプログラムは編曲が素晴らしい(*ˊᵕˋ*)
741: 氷上の名無しさん 2017/07/04(火) 11:17:50.59
羽生君はザックリ発注して後からどんどん注文してくるタイプか。この人優秀、大変だけどこれをやり遂げたらすごい仕事になる、ってわかってないと辛いクライアントww
79: 氷上の名無しさん 2017/07/04(火) 12:21:30.86
SEIMEIとHope & Legacyの裏話が興味深かった
81: 氷上の名無しさん 2017/07/04(火) 14:19:45.05
音源編集にはすごく苦労があるんだろうなと思ってたけど、色々なことを乗り越えてSEIMEIとhope&legacyは誕生したんだな…
それであの結果。曲も喜んでるに違いない
それであの結果。曲も喜んでるに違いない
82: 氷上の名無しさん 2017/07/04(火) 14:32:45.88
大変だろうと予想はしてたけど
実際に携わった人の話が聞けるのは嬉しい
Hope & Legacyは最初から難産だったんだね
ワールドであの素晴らしい演技ができて本当に良かった
83: 氷上の名無しさん 2017/07/04(火) 15:43:58.42
数曲から1曲を作るって大変なんだね
感謝しないとね
感謝しないとね
ああああ
240: 氷上の名無しさん 2017/07/04(火) 15:52:49.35
緑豊かなかの地に思いを馳せる。“杜(もり)の都”と呼ばれる仙台。かつて伊達政宗公が開いた美しい都には、遠く奥羽山脈から流れ込む川がいくつかある。羽生の生まれ育った町には、「七北田川(ななきたがわ)」が流れる。仙台平野を潤す河川の一つだ。ヘルシンキではフィンランドの壮大な自然をイメージしたという羽生。今季ラストとなる美しい調べに、母なる地を重ねてみたい。
Hope & Legacy(希望と遺産)というコンセプチュアルワードは、作曲家・久石譲氏が長野パラリンピックのフィナーレをプロデュースした際に生まれたものだ。みなで共有するテーマを久石氏が提案したのである。
「障害があっても希望(ホープ)を持って生きること。希望を持てば、必ず乗り越えられること。アスリートとしての姿を見せ、障害者も健常者も共に生きられる世界、その新しい価値観を作り出すことがレガシィ(遺産)になる」
こうして生まれたのが、テーマソング『旅立ちの時~Asian Dream Song~』である。すでに発表されていた曲だが、ドリアン助川氏の作詞で合唱曲に生まれ変わった。
「今地球に生きる者よ、旅立ちの勇気を」
「夢をつかむ者たちよ、君だけの花を咲かせよう」
厳しくも、深い絶対的な愛は、大自然そのものだ。羽生は長野五輪・パラリンピックが開催された1998年にフィギュアスケートを始めたという。青年になった今、この曲に何か運命的なものを感じたのかもしれない。プログラムは、『Asian Dream Song』を挟むように、久石氏の代表曲『View of Silence』がアレンジされている。題名は、久石氏がフィナーレのテーマにした『Hope & Legacy』が踏襲された。
久石氏は著書でこんなことを書いている。ある映画監督からの曲依頼についての話だ。
「映画を作ろう、監督をやろうという人は、想像力にあふれている。自分の持てるすべてを投入して映画を撮っている。こちらもそれに太刀打ちできるだけのもので応えなければならない。監督は、実は自分の要求したイメージの殻を突き破るような新鮮味のある音楽を求めているのだ」
コーチと選手、振付師と選手は、映画監督と音楽家の関係によく似ている。互いにすり合わせ、ぶつかり合いながら、さらなる上を懸命に模索する。“要求したイメージの殻を突き破るような”羽生の進化はつづいてゆく。その中にこそ、「希望と遺産」が生まれるのだ。
ソース(全文)
https://victorysportsnews.com/articles/
242: 氷上の名無しさん 2017/07/04(火) 15:53:42.99
SPが1周忌のプリンスで、FSが久石譲氏のご厚意で許可して貰ったHope & Legacy。
どれだけのプレッシャーと戦ったんだろう。
どれだけのプレッシャーと戦ったんだろう。
252: 氷上の名無しさん 2017/07/04(火) 15:59:08.94
久石譲先生には楽曲の使用許可をくださり、感謝致します。Hope&Legacyは、羽生さんと共に戦い抜き、ワールドレコードを更新しワールドで再び王者になりました。世界中でこれ以上はないであろう絶賛の嵐が巻き起こりました。
久石先生、ありがとうございました。
久石先生、ありがとうございました。
254: 氷上の名無しさん 2017/07/04(火) 15:59:58.56
そうかこんなエピソードがあったのな…
258: 氷上の名無しさん 2017/07/04(火) 16:02:04.96
完成形ができてほんとによかったね!それをみれた私たちも幸せ。
267: 氷上の名無しさん 2017/07/04(火) 16:05:00.56
Hope&Legacyがあってよかった すごく大好きたから 美しい音楽の珠玉のプログラム😌許可していただいて本当によかった
270: 氷上の名無しさん 2017/07/04(火) 16:05:53.33
これ程に大変だったとは。尽力して下さった矢野さん、関係者の皆様、楽曲の使用を広い心で許してくださった久石さん、ありがとうございます
271: 氷上の名無しさん 2017/07/04(火) 16:06:08.18
久石さん曲発表のタイミングで即行オフィシャルサイトに羽生さんのプロに曲が選ばれましたってアナウンス上げてたな
281: 氷上の名無しさん 2017/07/04(火) 16:08:49.76
羽生くんのHope&Legacyへの思いの強さを感じる。色々な葛藤がある中プログラムと向かい合って戦い続け…そしてその努力がヘルシンキで報われて本当によかった。久石さんからのご厚意にも心から感謝。
284: 氷上の名無しさん 2017/07/04(火) 16:09:49.96
関係者の皆さんの努力と作曲された久石氏の御厚意あっての作品なんだね