プロフィギュアスケーターの安藤美姫(30)がこのほど、毎日放送(MBS)のスポーツ番組「戦え!スポーツ内閣 古閑美保が!安藤美姫が!ヒロインたちにひとこと言わせて!SP」(31日午後11時56分=関西ローカル)の収録に参加した。
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦、スケートアメリカで宮原知子(20=関大)が大会2連覇を達成。坂本花織(18=シスメックス)が2位となり、日本勢のワンツーフィニッシュとなったが、米国に拠点を移した本田真凜(17=JAL)は8位に終わった。
番組では「フィギュアスケートの新世代女王はダレなのか?」というテーマでトークを展開。安藤は今シーズンから実施された大幅なルール改正に着目し「スピンの出来栄え点が以前は『+3~-3』だったのが『+5~-5』と幅が広がった」。ミスのない安定した演技から「ミス・パーフェクト」と評された宮原にルール改正が有利に働くと予測し「スケーティングの途中で止まって見えるところがない。ジャンプの後でもスムーズに流れている。ジャンプでの加点がついてくればさらに強みが増す」と語った。
坂本については、ジャンプ後のスケーティングが雑になることが課題とした上で「でも、逆にそこが改善されてくると、坂本選手のほうが有利になる」と指摘。一般的にジャンプよりもスケーティングの方が改善しやすいといい、伸びしろの面で坂本に期待を寄せた。
8位に終わった本田については「アメリカに拠点を変えて、癖のないジャンプを作り直している最中だと思う」とコメント。本田のジャンプの癖とは、ジャンプに入る前の予備動作の大きさだといい「手足を大きく振る動作が時折見える。滑らかにジャンプを飛べるようになると、体力面とか成功率が変わってくる」と分析した。