宮原知子「五郎丸本」から学んだルーチンで打倒世界女王へ

フィギュアスケートのグランプリシリーズ今季第２戦・スケートカナダは２８日から３日間、当地のハーシーセンターで行われる。昨季ＧＰファイナル２位の宮原知子が２５日、トロント空港に到着。「五郎丸本」から、打倒世界女王への思いを強めた。

全日本女王が機内へ持ち込んだのは、ラグビーの五郎丸歩（３０）の本「五郎丸日記」だった。３勝をマークした１５年イングランドＷ杯で、優勝候補の南アフリカから大金星を挙げた時のことが記されていた。「五郎丸選手が試合に臨む時に、最初から『絶対にこの試合に勝つ』と思っていたと書いてあった。強い選手って、そういうことを思っているんだなと」。シャイで努力家の１８歳は「いろいろ勉強になった」とほほ笑んだ。

今大会は昨季ＧＰファイナルと世界選手権を制したエフゲニア・メドベージェワ（１６）＝ロシア＝が出場する。自身はＧＰファイナル２位と及ばず「いつかは勝ちたい。自分の実力を出せたらいい」と金星を目指す。

力を出し切れず３位に終わった昨季のスケートアメリカを機に、練習でも試合と全く同じウォーミングアップを導入。平常心を保つルーチンを覚えたことで飛躍を遂げた。「昨季以上にいいプログラムを滑りたいし、去年以上に挑んで頑張りたい」。“失敗しない女”のシーズンが幕を開ける。

◆五郎丸日記　１５年イングランドＷ杯期間中に五郎丸が毎日つけていた日記を収録。歴史的勝利を挙げた南アフリカ戦前の日記など、重圧と戦った心の動きなどが記されている。大会後の五郎丸のインタビューも掲載され、ゴールキック前のルーチン誕生への道のりや、代表の荒木香織メンタルコーチとのエピソードなども知ることができる。

ソース
http://headlines.yahoo.co.jp/01-sph-spo

161026 GPS番宣 2min ④ 男女世界ランキング1位が登場 投稿者 YzRIKO