フィギュアスケート女子で四大陸選手権(2月・韓国・江陵)優勝の三原舞依(17)=神戸ポートアイランドク=が26日、世界選手権(29日開幕、フィンランド・ヘルシンキ)へ向け、関西空港から出発した。今大会で上位2人の順位合計が「13以内」の国が18年平昌五輪の出場枠3を獲得。三原は最近、10年バンクーバー五輪と14年ソチ五輪の3枠獲得に貢献した浅田真央(26)=中京大=の演技で表現力を研究。左股関節の疲労骨折でエースの宮原知子(19)=関大=を欠く日本勢を引っ張る。
三原が浅田から学んだ表現力で、日本の3枠獲得に貢献する。関西空港で出発前、表現力を課題とする17歳は「トップ選手の映像はよく見るけど、一番は浅田真央選手の演技。最近、多い時で毎日見た週もある。ソチ五輪の(フリーの)演技は引き込まれた。ジャンプもそうだけど、手の動かし方ひとつでも手の先まで感情が届いている」と感心した。フリーの演目はシンデレラ。「今までで一番いいシンデレラを見せたい」と意気込んだ。
15年大会で2位に入ったエース・宮原が左股関節疲労骨折の影響で欠場。三原と樋口新葉(16)=東京・日本橋女学館高=の高校生コンビと、繰り上がり出場の本郷理華(20)=邦和スポーツランド=が日本の3枠死守に挑む。特に四大陸選手権で日本人4人目の200点超えで初出場、初優勝した三原への期待は大きい。「一番の目標はノーミス。少しでも日本の枠に貢献できるような滑りをしたい。ワクワクして臨みたい」と強調した。
世界選手権は浅田がバンクーバー前年で4位、ソチ前年で3位と日本の3枠獲得に貢献。今回は三原が救世主となり、06年トリノ五輪以降、3大会連続で維持する3枠を守る。(田村 龍一)
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl00003