夢見がちな目をしていた。ステージでこそ、その輝きを発揮できる彼が、ステージを降り普通の部屋に佇んで、放出した “色気”。無数の熱視線に応えるのではなく、たった一つのレンズに向けられた視線は、あまりにも優しく、あまりにも気怠い。
好きな人ができたら? 仕事が二の次になります(笑)
妄想癖があるという。
「街を歩いているときも、“向こうからやってくる女性とすれ違いざまに肩をぶつけて、そしたら彼女のバッグの中身が地面に散らばる。『ごめんなさい』と言いながら手帳やハンカチや化粧ポーチを拾う手と手が重なって……” みたいにベタな妄想をすることはしょっちゅう(笑)。家にいるときも、こんな出会いがあったらな、なんて色々考えたりします。好きな人ができたら? あ、仕事が二の次になってしまうかもしれませんね(笑)。
肉食っぽくガーッと突進して、でも突然キューっと冷めてしまったりする(笑)。スケートの練習の時もそうなんですけど、いい時と悪い時の波が激しくて。いい時はとことんのめり込めるのに、悪い時はすぐ、『これ以上やっても無駄だ』って自分に見切りをつけてしまうんです」
仕事仲間からすれば、彼が実際に恋愛するより、妄想でもしていてくれるほうが都合がいいらしい。「だから普段は妄想しまくってます」と言って、いたずらっぽく笑った。
採点競技であるフィギュアスケートのリンクに立つ前、彼はいつもこう思っていた。「この中で、誰よりも強く印象に残る存在でありたい」と。「失敗しないように」でも、「綺麗に踊ろう」でも、「高い得点が取りたい」でもなく、何でもいいから自分の演技を見た人の心に刻みつけたいと、そう願っていた。
ソース(全文)
https://headlines.yahoo.co.jp/article08-kjn-life
ネットの反応
スケートでもダンスでも彼のパフォーマンスは素敵ですね。想像力が豊かだからですね。
氷艶を見て、やはり表現力が凄くて技術もしっかりあって、会場全体が惹き付けられました。演じたことないと言ってましたが、完璧義経でした。染五郎さんはじめ、演者の方々、最高に楽しいショーをありがとうございました。
なかなか高橋大輔さんみたいな選手は出てこないと思う。天性の音楽表現があったし、全身であんなに音楽を奏でられる演技ができる人ってなかなかいない。
音楽に溶け込んでいると思うスケーター、音楽がこぼれてくるようだと思うスケーターはボチボチいるけど、高橋くんに至っては、まるで彼自身が楽器みたいだもんなぁ。
感受性の高さが半端なくて、アーティストが間違ってアスリートになってしまったような人だと思う。フィギュアスケートという芸術性を必要とするスポーツだからこそ成功しえた人。先日の氷艶も素晴らしかった。
魅せるスケーター高橋大輔さんの存在は稀有だった。あのバチェラレットがまた見たいです。