来年2月に韓国で開かれる平昌冬季五輪は、開幕まで半年を迎えた。注目のフィギュアスケート女子シングルは、これから2枠の代表争いが本格化する。全日本選手権で3連覇している19歳の宮原知子(さとこ)(関西大・木下グループ、京都市中京区)、ともに15歳で今季シニアデビューする元世界ジュニア女王の本田真凜(大阪・関西大高、伏見区)と白岩優奈(関西大KFSC、京都両洋高、西京区)の京都の3選手が、いずれも初となる五輪出場を目指している。
日本のエース宮原がこのほど京都新聞の単独インタビューに応じ、「自分のできることをしっかりやって(五輪最終選考会となる12月の)全日本選手権で一番いい演技をして五輪に出場したい」と意気込みを語った。
平昌冬季五輪は来年2月9日に開会式を実施。25日まで、韓国北東部の平昌や江陵を主会場に7競技102種目を行う。全日本選手権3連覇中の宮原は、五輪代表争いの最有力候補として新シーズンに臨む。4年に1度の大舞台を懸けた勝負の年、初めての大けがからの復帰-。
さまざまな重圧がのしかかる今季も、自然体の姿勢は変わらない。「不安は全くないわけじゃないけど、また試合に出られる楽しみの方が大きい」。そう語る表情は明るい。昨季は世界トップ6人によるグランプリ(GP)ファイナルで2年連続の銀メダルに輝き、年末の全日本選手権も制した。だが、今年2月に左股関節の疲労骨折が判明。冬季アジア大会、四大陸選手権に続き、国別の五輪代表枠を争う世界選手権も欠場した。
約1カ月間リンクを離れたのは初めてだったが、東京の国立スポーツ科学センターでリハビリしながら他競技の選手とも交流し刺激を受けた。空いた時間には映画を楽しむなど、今までスケート漬けでできなったことをして勝負のシーズンへ英気を養った。5月には氷上練習を再開。7月の大阪でのアイスショーではジャンプこそ乱れたが、持ち味の華麗なスケーティングを披露した。
今季の演目はショートプログラム(SP)が芸者を描いたハリウッド映画「SAYURI」のテーマ曲、フリーはオペラ「蝶々夫人」を選んだ。ともに日本らしさも漂う演目だが、「曲調は全然違うので違う雰囲気が出せていいんじゃないかなと」。衣装も初めて自分でデザインしたという。10月のフィンランディア杯を復帰初戦に予定し、その後GPシリーズに参戦するが「あまり力まず、いま自分ができることだけに集中したい」。照準を定めるのは、平昌五輪への最終選考会となる12月の全日本選手権だ。4月からは競技に集中するため関大を休学し、木下工務店などを傘下に置く「木下グループ」と嘱託契約を結んでサポートも受ける。「絶対に行きたい」という大舞台へ、4年前は逃した切符を今度こそつかみ取る。
みやはら・さとこ 1998年生まれ。米国在住時に4歳でスケートを始め、帰国後の小学1年から浜田美栄コーチの下で学ぶ。2013年にシニアデビュー。14~16年に全日本選手権を3連覇。15、16年のGPファイナル2位。151センチ。
ソース
https://headlines.yahoo.co.jp/-kyt-spo
みんなの反応
今までプレッシャーのかかる試合をいくつも乗り越えてきたんだから、きっと全日本ではやってくれると思う。
三原、樋口、真凛と騒がれてるけど、やっぱり知子ちゃんに先頭を走ってもらいたい!知子ちゃんがベストな状態で他の選手とはワンランク違うところを見せてほしい。
レイヤ姫姿もっと見たかったけど、エキゾチックな曲も雰囲気にぴったりですね!!
ゼヒオリンピックで勝負していただきたいですが、その後の選手生活への支障だけはきたさないよう治療に専念して下さい!!
日本女子選手の中で、表現力、スケーティングの美しさは間違いなく宮原選手が1番です。
自信を持って今シーズンは滑ってください
代表は知名度や過去の実績だけでなく
今の実力と勢い、身体の健康度を基準に
公正に選んでほしい。
2枠しかないから。
SAYURI は素晴らしい!FSのマダムバタフライも早く見たいです。