フィギュアスケートのアイスショー「プリンスアイスワールド2018」の横浜公演が28日、新横浜スケートセンターで開幕し、初回公演が報道公開された。
14年ソチ五輪代表で“氷上の哲学者”と呼ばれた町田樹氏(28)は、相変わらず独特の世界観を表現した新作「ボレロ」を披露した。
ノースリーブのバレエダンサー風の衣装で登場した町田氏は、鳥のさえずりなども取り入れた静かな始まりから、美しい舞いを披露していくと、徐々に力強さを増していく音楽に合わせて、切れ味鋭いジャンプやステップ、振り付けで観衆を引き込んでいった。約8分の熱演を終え、倒れ込むよなフィニッシュの後はなかなか立ち上がれないほど疲労していたが、その後は満足そうにスタンディングオベーションを浴びた。
公演後の会見では「スケートの魅力、魔力に取り付かれた一人の男の話です。かつて人工の氷がなかった頃、人々は凍った湖や川で滑っていたんです。日が出る前にスケート靴を持って、そこに行って滑っていた。スヌーピーでもそういうシーンが出てくるんです。そういう時があったんですよね。日が出てくると、氷が溶けてしまう。けれでもスケートの魔力に取り付かれた男は踊り続けてしまう。日が出てきて、氷が溶けてきて、そのまま氷を踏み抜いて、池の底に沈んでいってしまう。そういう死亡事故は歴史上いくつも起こっている。でも、命を落とすリスクがあったとしても、やっぱり人々はスケートを止められなかった。そういったスケート史をもう一度現代に蘇らせたいと思って作った。ご堪能ください」と、プログラムに込めたあまりにも“町田樹ワールド”な世界観を明かしていた。
ヤフーコメント
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ツクツク
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町田さんワールド炸裂ですね。
見たいです。。 -
♪
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面白いわあ。こうゆう人居てくれて良かった。スケートの歴史を体現して打ち震えるほどの感情表現。堂々としてる。少し変わってると思われるかもしれないけど、脱線しないし、解説もそんな感じで独特なんだけど軸はブレてないんだよね。
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tfu*****
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ナルシストは大抵の場合嫌われるが
町田センセイの場合はワクワクする。
今シーズンはどんな名作を見せてくれるのでしょうね。 -
can*****
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スケートやってらっしゃる方はほぼ皆さんそうだということも表現したかったのかもなと思う。
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xxx
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引退しても相変わらずの町田語録に何だかホッとしてしまう
語るだけの演技をいつも見せてくれるので嬉しい -
nan*****
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町田氏が独特すぎて
織田氏が若干絡みづらそうにしているのが
少し面白い -
msk*****
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圧倒的だった
うまく言葉にできないけれど息を呑むようなスケート
町田さんからはフィギュアスケートの面白さや奥深さをいつも教えてもらっている気がする -
mim*****
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町田樹だいすき
スケートはお芝居やミュージカルを見ているようだし、世界観がずば抜けてる。
そしてなんと言ってもインタビューでの発言の個性的なこと。滑ってよし喋ってよし。唯一無二ではないですか(^^) -
vit*****
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約8分の超長丁場のプログラムを午前と午後の2公演。現役でも余程タフな選手以外は滑り切れないでしょうに、それを研究活動や大学での講義、スケート雑誌でのコラム執筆、TVでのアイスショー解説等と並行して一切手を抜かずやり遂げる町田さんは凄過ぎ。