9歳で刺激を受けた、高橋大輔の凄さ。
子供の頃に何度かスケートリンクに遊びに行っていたら、浅田真央さんと知り合うようになったんです。
まだ5歳くらいの時でした。男の子なのに声も高かったし、見た目も女の子っぽかったからか(笑)、声をかけてもらったのかもしれません。
そんなきっかけもあって大須スケートリンクの教室に通い始め、教室を卒業するときには真央さんと同じフィギュアスケートを選んでいました。
何故フィギュアがいいと思ったのかは忘れちゃいましたが、あまり感情や思いを口にしない僕が、「また行きたい!」と言ったのは珍しいと家族は思ったそうです。
ただ、フィギュアを楽しいと思っていたかどうかは別として、刺激を受けた選手はいました。9歳の時です。
2006年の全日本選手権で高橋大輔選手の「オペラ座の怪人」を観て、「こんな選手になりたい」と思ったんです。当時の僕はジャンプが得意とは思っていなかったので、高橋選手のような素晴らしい表現力に憧れていました。
また、この大会では男子で唯一の花束スケーターもやっていたんです(笑)。 ジュニア時代から山田満知子先生や樋口美穂子先生に指導していただき、全日本ノービスから始まり全日本ジュニア選手権など様々な大会に出場していました。
ノービス(12歳以下)で連覇したり、2011-2012シーズンからはジュニアグランプリにも参戦していましたが、「滑りたい!」とか「楽しい!」という感情はそんなに無かったです。ただ当時から学校よりもスケート重視の生活だったので、滑らないという選択肢はなく、スケートをやらなければいけないという使命感を持っていた気がします。
だから学校よりも自然とリンクにいる時間の方が多くなり、同じリンクにいるスケーター同士がすごく仲良くなるんです。
特にフィギュアスケートは年齢の上下関係も無く、すごくフレンドリーでした。僕はたまたま同年代がいなくて年上の選手が多かったので、羽生結弦選手や日野龍樹選手、田中刑事選手など先輩方によく可愛がってもらいました。
オリンピックよりも、実は全日本の方が緊張感が凄い!
フィギュアスケーターとしての道を決めたのは、小学校4年生くらいだったと思います。
それからは学校よりもスケートという毎日だったので、実際、中学や高校時代もあまり学校に行けず、学校の友達はほとんどいなかったですね(笑)。
なので、人と話すことも少なくて、いわゆる先輩に対するマナーや言葉遣いも知らなかったんですけど、そんな社会の常識やマナーを、親切に教えてくれたのはスケートの先輩方でした。リンクでは先輩であり、兄や姉のようであり、また先生でもありました。
小学生時代から今まで、本当にスケートしかしてこなかったけど「普通の学生のように遊びたい」と思わなかったのは、その時の環境やスケート仲間にすごく満足していたからだと思います。
ジュニアの頃は「将来の夢は?」と聞かれたら、「オリンピックです」と答えていました。そう答えた方がいいと教えられていたので(笑)。でも実際には、オリンピックを目標にしてきたことはなくて、その時々にやりたいことをやってきただけ。
全日本や世界選手権と同じ、オリンピックもひとつの大会だと考えていました。なので特にオリンピックだからと意識もしなかったし、異常に緊張することはなかったです。
今滑ることが楽しかったから夢中になれた。
その結果、銀メダルをとることができましたが、試合中よりもセレモニーよりも、帰国後の日本での注目度に一番ビックリしました。
僕にとって、実はオリンピックよりも緊張するのが全日本選手権です。日本はレベルが高く、特に3、4年前は高橋選手や小塚選手がいて会場内の張りつめた緊張感はすごかったです。
いつもリンクの中央でポーズをとると、観客席まで息をのむようにシ〜ンと静まりかえって、選手だけじゃなく観客皆さんの真剣度も伝わってくる気がしてすごく緊張します。
がぶしゃらにやり続けることで、見えてくる何かがある。
フィギュアスケートは、他と比べたらスポーツ性と芸術性が同じくらい評価される競技です。
それは、ジャンプやスピン、ステップなどの技術面だけじゃなく、音楽やストーリーの流れを振付や表情で表現していく難しさもフィギュアの魅力だと感じています。
練習においては、高校時代が一番練習していました。
ちなみにそのメニューは・・・
(1)トレーニング・・・筋トレや体幹トレーニングです。
これは筋肉をつけるためではなく、姿勢やバランスの向上が大きな目的です。
加えてスタビライズトレーニングという体の安定性を高めるトレーニングをしていました。体や関節の安定化を支えるインナーマッスルを鍛えることで、安定した高いパフォーマンスにつながり、関節などを痛めにくくします。(2)バレエ・・・週に1回くらいですが、フィギュアスケーターなら大事なメニューです。
体全体を使った表現力や美しい動きを身につけることができます。(3)リンクでの練習・・・まずはウオーミングアップもかねて、流れからのジャンプ練習をします。
例えばダブルアクセルからトリプルサルコウ、トリプルループと徐々に難易度を上げていき、最後は4回転フィリップ、ループまで。ジャンプをひとつずつ確認しながら練習した後は、ショートプログラム、フリープログラムと曲をかけて練習します。
特にシーズン中はプログラムの練習が重点的になります。僕はジャンプが跳べるようになり、結果が出るようになったきっかけは、スケートを楽しむことに気がついたからでした。でも、ただ楽しむだけじゃ上手くはならないし、苦しいこともありました。例えば跳べないときは何も考えずやり続ける。がむしゃらにやり続けることで、見つけられる何かが僕にはあったからです。まずは固定観念を持たずに柔軟にチャレンジしてみてもいいと思います。
この落ち着きとブレなさに惚れるわ
貼ってくれてありがとういいインタビューだねー
自分らしく素直にありのままの自分の言葉で話す所いいな
時にはそれが面白おかしく取られたりもするけど
そうやって話せる事ってしっかり自分を持ってて凄く強い人だよなあと思う
いいインタだったーありがとう
芯が通ってるけど頑固って感じじゃなくて柔軟性も持ち合わせてるよね
自分は選ばなかった選択肢のことをつい考えてしまうわ…この潔さ見習いたい
読みごたえのあるインタだった ありがとう
やっぱり彼の考え方好きだわー最近妙にイケメン写真多かったから左耳上の安定の髪ピョコンになんか安心感あったw
インタビュー記事読みました
自分で選んで決めたことなら、失敗も後悔もプラスになる
若いときは特に、上手くいかなかったりすると環境や人のせいにしてしまうこともあると思うんだけど、
昌磨は自分の行動に責任を持ってどんどんチャレンジをしていてをしていて、人として尊敬する。
自分の信念がしっかりあってブレない人ですよね。
誠実だし達観してるわ
お爺ちゃん言われる所以だけど
実際はこう言うのは年や知識じゃないんだよな
http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/skate/1534814356/