本田真凜GPシリーズシニア初戦で世界驚かせる！ぶっつけ新ＳＰ曲でも３回転ルッツ飛ぶ

２７日（日本時間２８日）開幕のフィギュアスケートのグランプリ（ＧＰ）シリーズ第２戦、スケートカナダに出場する女子の本田真凜（１６）＝大阪・関大高＝が２５日、レジャイナの試合会場近くのリンクで非公式練習に臨んだ。今回のショートプログラム（ＳＰ）が初の実戦となるＳＰ曲「ザ・ギビング」などを入念に滑り込んだ。また、男子で昨季世界選手権銀メダリストの宇野昌磨（１９）＝トヨタ自動車＝も練習した。

真凜の逆襲が始まる。シニア転向初戦となったＵＳインターナショナルクラシック（米国）で優勝も、フリーのみで行われた２戦目のジャパンオープン（団体戦、さいたま）では悔しい個人５位。ＧＰデビュー戦は新ＳＰ曲「ザ・ギビング」のお披露目であるとともに、難度を上げた本気のプログラムを披露する場でもある。

「（新ＳＰは）ぶっつけになるけど、気に入っている曲。シーズン途中に変えて良かったと思えるプログラムにしたい」

会場に隣接する練習リンクで何度も練習していたのが３回転ルッツ。ジャパンオープンでシニアの壁にぶち当たり「挑戦する」と宣言してＳＰ、フリーで合計３本を組み込むジャンプだ。２２日から２日間の米デトロイト個人合宿では、新ＳＰ曲の振り付けをマイナーチェンジ。最も難度の高いルッツ、ループの３回転連続ジャンプこそ回避予定も、納得の状態で迎えている。

「ちょっとは変わったかな。でも、世の中そんなに甘くない。苦労しないと」と浜田美栄コーチの評価は辛口。昨季世界選手権２位のオズモンド（カナダ）、同４位のＫ・チェン（米国）ら強力なライバルもそろうが、世界を驚かせる準備はできている。

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https://headlines.yahoo.co.jp/hal-spo