紀平梨花が４回転ジャンプの精度に手応え！「サルコーとトーループを跳んで両方とも片足で降りられた」

今日帰って来たんだね。お帰りなさい！

紀平が米合宿終え帰国、にらんで振り付け技術向上

米コロラド合宿から帰国した成田空港で取材に応じ、来月4日開幕の4大陸選手権、3月の世界選手権に向け、振り付け技術を向上させたと明かした。

10年バンクーバー五輪金メダリストの金妍児（韓国）の振り付けも担当したトム・ディクソン氏から、細かい表情まで徹底的に指導された。「にらむ表情を何度もやった。もう十分かなと思っても『もっともっと』と言われ、10回ぐらいやった時もあった」と振り返った。

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米コロラド州での合宿を終えて成田空港着の全日空機で帰国し、強化を図った４回転ジャンプの精度に手応えを示した。

標高１８００メートルの高地で１０日間、来季の投入を見据える大技の練習を重ね、「サルコーとトーループを跳んで両方とも片足で降りられた」と声を弾ませた。

特に４回転サルコーには好感触を得た。演技では単発で３回転サルコーを跳ぶが、３回転トーループは組み込んでいない。その分、４回転ではトーループよりもサルコーの方が軸を作りやすいとし、「挑戦しようというところでは決められた」と振り返った。

元世界女王のキム・ヨナ（韓国）を指導したトム・ディクソン氏からフリーの振り付けの手直しも受けた。ステップを三つのパートに細分化し、顔の角度を見直して表情での喜怒哀楽の表現を磨いた。「『ここではハッピー』『ここではダーク』と、ポーズごとに使い分けるイメージ」。より高難度な振り付けに仕上がったという。

　「毎日のスケジュールがいっぱいだった。息抜きは全くなかった。詰め込んで、いい合宿ができた」。万全の準備で２月の四大陸選手権（米アナハイム）へ。「自己ベストを更新したい」と見据えた。

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