【台北時事】フィギュアスケートの四大陸選手権は24日から台北で行われる。日本勢は右足首負傷から復帰を目指している男子の羽生結弦(ANA)を除く平昌五輪代表が出場。米国、カナダなど他の有力国は五輪代表を送り込まないため、五輪前最後となる実戦は調整の意味合いが強い。
男子で五輪メダル候補の宇野昌磨(トヨタ自動車)は今季4回転で4種類目のサルコーを跳び、連続ジャンプで後ろに4回転トーループを付ける異例の大技も試みた。代表を決めた昨年末の全日本選手権後に話したのは「まず昨季の構成を体に染みこませる」。4回転は4種類、最大7本まで増やしたが、五輪では演技の完成度も勝敗を分けるポイントになる。まずは安定感を優先させ、4回転を3種類、6本にとどめて得点の出方を探ることになりそうだ。
左股関節疲労骨折から復活して初の五輪代表をつかんだ女子の宮原知子(関大)は、本番でメダル争いをうかがうため細部を詰める段階となる。表現力や芸術性を評価する演技構成点は昨季より上昇。ジャンプで回転不足をなくし、出来栄え点(GOE)を上げていきたい。
他には、男子の田中刑事(倉敷芸術科学大)、女子の坂本花織(シスメックス)、ペアの須崎海羽、木原龍一組(木下ク)、アイスダンスの村元哉中、クリス・リード組(同)も出場する。
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