村主章枝評論。浅田真央ＳＰ８位…スピンやステップで取りこぼした。樋口新葉はスピード感あるプログラム

フィギュアスケートＧＰシリーズ第４戦フランス杯　第１日 

８位発進となった浅田選手だが、出場した前回のスケートアメリカ大会同様、トリプルアクセルは回避。ジャンプはきれいに着氷したが、コンビネーションジャンプでは回転不足の判定を取られてしまった。さらに、スピンでは最高レベルの４が取れず、３になってしまったものがあった。

スピンやステップでレベルが取りきれないと、後々の結果に大きな影響を及ぼすことがある。一つずつでは１点弱の差であっても、今回のように３位から８位までが８点弱と僅差の場合、スピン一つで順位が大きく変わってしまう。今回の浅田選手だが、全体的にスピードがなかった。さらに、スピンに入る際、遠心力をかけるための瞬発力とタイミングが合わなかったように感じた。

シニアのグランプリ大会初参戦の樋口選手だったが、スピード感あれるプログラムで流れがあった。また、繋ぎのステップがスリーターンなどの簡単なターンではなく、カウンターやロッカーと呼ばれる難しいターンで構成されていたことが評価され、コンビネーションジャンプでは平均２点の高い評価をもらった。それだけに、ステップからただちに行うジャンプが２回転になってしまったのが、非常に惜しまれる。

シニアのショートプログラムでは、ジャンプを３つ入れることが求められているが、うち一つは、ステップからただちに行う３回転ジャンプである。今回、２回転ジャンプになってしまったため、１点も得点が入らなかった。例え転倒したとしても、何らかの形で３回転していれば、少なくとも点数がゼロにはならなかった。

新しい選手がどんどん出てくる中、今季非常に苦労している浅田選手であるが、本来の自分を取り戻すために、戦っているのかもしれない。

ソース
http://headlines.yahoo.co.jp/sph-spo

女子FS
11/13(日)
am4:37～メイテ
4:45～永井優香
4:53～ゴールド
5:01～アナスタシヤ
5:08～レオノワ
5:16～浅田真央
5:32～ソヨン
5:39～樋口新葉
5:47～ルキャブリエ
5:55～メドベデワ
6:03～ソツコワ
6:11～デールマン

トロフィーフランス
11/12(土)日本時間(現地+8時間)
公式練習
18:40～19:20 無良崇人
19:35～20:10 浅田真央、永井優香
20:10～20:45 樋口新葉
FS試合
3:25～無良崇人
4:45～永井優香
5:16～浅田真央
5:39～樋口新葉

— サバラン (@savarrin) 2016年11月12日