平昌日本代表「攻めの演技を」浅田真央さんにインタビュー

フィギュアスケートの元世界選手権女王で、２０１０年バンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央さん（２７）が４日、自らの競技生活を振り返る企画展のため京都を訪れた。京都新聞のインタビューに応え、昨年末の全日本選手権や京都での思い出を振り返った。
　

昨年４月に現役引退。リンクを離れた立場で初めて観戦した１２月の全日本選手権について、「自分が選手としてやっていた頃のメンバーとは全然違い、新しい時代だなと思った」と感想を語った。五輪切符をめぐる激戦にも触れ、「五輪に行ける選手と行けない選手が出てきてしまうのはすごく胸が苦しい」と率直に語り、「競技者としてやっていたときはそんな思いはなかったけど、それだけみんな頑張っていた」と選手を思いやった。
　

全日本では女子の宮原知子（関大・木下グループ、京都市中京区）がけがから復帰し、２００６～０９年の浅田さん以来となる４連覇を達成した。「知子ちゃんは、けがをしてすごく大変だったと思うけど、元気な姿で戻ってきて五輪切符を手にした。私もすごく応援していたのでうれしかった」と目を細めた。平昌五輪に挑む宮原ら日本代表の後輩たちに「フレッシュな気分で攻めの演技をしてほしい」とエールを送った。
　

五輪はテレビ観戦の予定で、「日本人選手に注目して応援してもらいたい。みんな全日本で課題が見つかったと思う。それをクリアにして、存分に力を発揮してほしい」と活躍を願った。
　

京都は２００２年１２月に、小学６年で初めて全日本選手権に出場した思い出の場所。「全日本選手権が年末に行われるので、いつも一番調子のいい状態で臨めていて悪かった試合はあんまりイメージにない。それも初めて出た全日本が京都。名古屋からも近いし、すごく大好き」と笑顔を見せた。
　

リンクで年を越し、新年へ気持ちを高めたという。「本当に今年は新たな１年だと思う。いろんなことを経験したい。アイスショーも決まっている。毎回、心を込めて滑っていきたいと思っています」と意欲を示した。

ソース

https://headlines.yahoo.co.jp/hyt-spo